Kurt Rosenwinkel Quartet

2014/03/05 Kurt Rosenwinkel New Quartet @ Cotton Club Tokyo

Kurt Rosenwinkel: g
Aaron Parks: p
Orlando Le Fleming: b
Colin Stranahan: ds


setlist:
1. Our Secret World
2. Welcome Home
3. A Shifting Design
4. Heavenly Bodies
5. Isle of Everything
6. Star of Jupiter
7. Under It All (encore)


また Star of Jupiter 系かと思いつつ、メンバーが違うのでまあ見ようと思って、1公演だけ観に行くことにした。
Colin Stranahan は見るのは初。なんか軽快なドラムという印象しかなかったので、どうなるのか気になっていた。

Kurt Rosenwinkel の機材は、Walkin'のギターに宇宙船コクピットみたいなエフェクターボード、卓直結のアンプという最近のセッティング。The Bad Plus との公演でエフェクターボードとアンプのセッティングが微妙だったので、少し嫌な予感。Aaron Parks の前にはローズがあった。Colin Stranahan はバスドラ二つというセッティング。最近 Kendrick Scott もそんな感じみたいなので、なんか流行ってるのだろうか。

Our Secret World は結構音もよくて、カートの気合も抜群で、いいんじゃないかと思っていたら、それ以降がイマイチ。カート、気合入ってるんだけど、手癖が多い?でも、ギターうまいし、コードもイケてるし。
Star of Jupiter のギターイントロとか格好良かった。なんか低い音になるとその一オクターブ下の音が付け加わるようなエフェクター使ってて、ずるいなと思った(それなりに楽して音の厚みが変わるんだもの)。

Aaron Parks はなんか不思議な感じ。ものすごく自然体で演奏していて、ひょうひょうとしているというか。好きな雰囲気ではあるが、なんか不思議。Isle of Everything、トリオで来日した時に聞いたときの方がよかったような。変なキメが増えてた。Heavenly Bodies でローズでイントロ弾いてたのとかよかったな。曲中では、ローズの高いドの音が調子悪かったのに悪ふざけで何回か弾いたりしてた。

Orlando Le Fleming は可もなく不可もなくという印象。A Shifting Design でソロがあったけど、そつなくこなしていたというかちょっと微妙だったというか。Joey Calderazzo で見た時のほうが良かった。

Colin Stranahan は頑張ってた。グルーブ系の曲(Welcome Home とか Heavenly Bodies とか)では結構気持ちよさそうに叩いていたけど、激しい系の曲とかではあんまり普段やらないであろうドラムを叩いていたのかなぁ。二つあるバスドラは、一つは高め、一つは低めのチューニングだったんだけど、曲に合わせて低いバスドラも用意したんだろうか。さり気なく音楽に関わってくる感じのドラムがいい感じなんだけど、多分カートはバカみたいに盛り上げてくれるドラマーの方が好きなんだろうなぁと思った。Star of Jupiter のドラムソロとか、カートがなかなか終わらせてくれなかったし。

という感じで、見終わったあとは、なんか複雑な気持ちだった。でもアンコールでやった Under It All がいい感じで、そこはすごい救われた。この曲はすごい歌ってた。